1月に開催された「第1回茨城おみやげコンクール」で、深作農園(鉾田市)のメロンバウムクーヘンが最優秀賞を受賞しました。茨城県を代表する120の生産者がひしめく中での受賞に、深作勝己社長も驚いたと言います。「一朝一夕でこの結果につながったわけではなく、観光農園としてのこれまでの道のりが結実した」と話す深作社長。おそらく深作農園の環境や雰囲気がメロンバウムクーヘンを高品質なものに育んでいったのでしょう。今回の絶品ヒストリーは、メロンバウムクーヘンをご紹介します。

深作勝己社長は深作農園の6代目園主で、祖父母・両親・兄弟など家族のほとんどが、この農園の仕事に携わっています。それぞれの世代で工夫を重ねてきた結果、農園は様々な発展をしてきました。今では観光農園、イートイン、お土産屋、バームクーヘンの専門店まで展開していますが、どの部分にも「お客様のため」というマインドが込められています。栽培方法も同様で、EM自然農法によって各種青果を栽培しています。手間ヒマかかっている分、当然品質はピカ一。加えて、美味しさにも妥協しません。一般的にいちごの収穫は輸送の関係上、完熟手前に収穫してしまいますが、深作農園では糖度と美味しさを追求し、完熟まで見極めベストな状態で収穫しています。そして、それを朝採り新鮮なまま、農園内の直売所で販売しているのです。メロンもお客様のニーズに合わせ、昔なつかしいメロンから幻のメロンまで5品種栽培しており、そのこだわりは徹底しています。

深作社長が小学生の頃の写真。収穫したメロンを家族みんなで選別作業しているところ

汗をかきながら、ていねいに焼き上げていきます

深作農園がある鉾田市は、メロン、さつまいも、水菜、ごぼうなど日本一の生産量を誇る国内屈指の農業都市です。5年ほど前から、これらを素材としておもしろい加工品をつくれないものかと模索していたところ、バームクーヘンと出会いました。年代問わず人気があり、農産物を活かせる最適の商品でした。そして、バームクーヘンの焼くところが見えるオープンスタイルの専門店「ファームクーヘン フカサク」を建設したのです。バームクーヘンは1層1層の重なりが20層以上になったもの。350℃の専用オーブンの前で、約60分間汗をかきながら焼き上げてようやく完成します。こだわりと熱い思いがなければ続けるのは難しい商品です。何回も研究や改良を重ねた結果、現在では「HOKOTA BAUM」「白いやどかりバーム」「苺ばうむ」など、ラインナップが豊富になりました。そして、「メロンバウムクーヘン」が茨城おみやげコンクールで最優秀賞を受賞したのです。

メロンの形そのままの「メロンバームクーヘン プレミアム」は6,300円

バームクーヘンの中で一番使用料があるのが卵です。深作農園では、白卵より栄養価の高い赤卵をたっぷり使用しています。コストはかかりますが、黄身の厚みが大きく張りが違います。また、メロンの風味の元になっているのは青肉メロン。一番おいしい時期に収穫したものをメロンピューレに加工して、バウムクーヘンの素材にしています。小麦粉は最高級特等粉を使用しており、口溶けの良い仕上がりはこれが理由です。さらには、パッケージのデザインにも力を入れました。メロン農家として収穫時のイメージを表現したもので、とても暖かい雰囲気です。箱を開けるとメロンの香りが漂い、口に入れるとふんわりとしたメロン風味!!茨城のおみやげとして、きっと長く愛されていくでしょう。

 

大量の赤卵を割り、計量します。

卵と小麦粉を混ぜ、機械で攪拌します。

メロンのピューレを混ぜ、さらに攪拌します。

材料を棒につけて焼いていきます。これを何回も繰り返すことで太くなっていきます。

太くなり始めたら、大きさを測ります。

さぁ出来上がりです。焼くだけでも1時間以上かかっています。

店内でメロンバウムクーヘンを持つ深作社長

ファームクーヘン フカサク
住所 茨城県鉾田市台濁沢371-2
お問い合わせ TEL:0291-35-5870
URL http://farmkuchen.com/

 

おみやげコンクールについてはこちらもご覧ください