メロンの生産量が全国一の茨城県。その中にあって産出量や品種の多様さなどで他の追随を許さないナンバー1が鉾田市です。肥沃で水はけが良い土地柄と、昼夜の寒暖差があり、メロンの生育には好都合な条件がそろっています。鉾田のメロンを、さらにアピールしたいと、「メロン狩り」をスタートさせたのが、今回紹介するフォレストパークメロンの森です。手元に届いてから完熟を待つというメロンの常識を破り、ハウスで完熟させたメロンを、訪れた人が自分でもぎ取って、試食。訪れることができない人には、手元に届いてすぐ食べられるタイミングで発送しています。

 

ほこたメロンができるまで!

完熟メロンへのこだわり

フォレストパークメロンの森が誕生したのは1999年。今から13年前です。合言葉は「鮮度&熟度」。もぎとってすぐ食べられる、または手元に届いてすぐ食べられるメロンです。ハウスで完熟したメロンだからこそ味わえる本来の食感、味を知ってもらいたいとスタートさせました。そのために、個性的なメロンの開発は欠かせないものでした。

オリジナルを育てよう

栽培のプロの門を叩き、味が良いのに放っておかれたメロンの生産に、失敗を重ねながらも乗り出しました。手がかかり過ぎるために開発が止まっていた品種や、熟すると黄色くなるために敬遠されていた品種などで、ハウスを二重にしたり、栽培時期をずらすことで、生産ベースに乗せることができるようになったものもあります。

サツマイモも育てる

メロンの生育過程で、摘果によって生じる生育前のメロンを使った漬物の販売も手がけています。メロンはキュウリと同じウリ科です。シャキシャキした食感や、ほんのりした甘さが残るものもあります。素材としての意外性だけでなく、エコロジーの観点からも人気。メロン同様、栽培に適しているサツマイモの生産にも乗り出しています。

 

芽出し箱で育て、育苗ポットに植え変え、ハウス内に定植して4日目の苗。

花が咲き始めたら、ハウス内にミツバチを放ちます。交配して2日目です。

余分なツルを摘み取るなど、「摘芯」をして、実が大きくなる条件を整えます。

換気、温度、湿度、日照などに気を配り、やっとここまで大きくなりました。

1ヵ月ぐらいたつと、表面にネットの模様が薄っすらと現れてきます。

模様がはっきりと出てきました。写真は52、53日ぐらい経過したもの。

 

ここが匠の技!

写真は生産者の一人、白井一夫さん。適地とはいえ、気を抜けば、繊細なメロンはうまく育ちません。日に何度もハウスのビニールを開けたり閉じたりして、適した温度、湿気などを保つために努力を続けてきました。まだ、結実したばかりの小さなメロンを手に白井さんは、何度も、「これがあんなに大きくなるんだからねえ」とつぶやきます。生産者にとってもこの驚きは、何年作っていても驚きのまま蘇ってくる感情のようです。

ここのメロンは「出逢い系メロンです」と笑う代表の白井透さん。様々なメロンがそれぞれの個性をいかんなく発揮。柔らかさ、硬さ、甘さ、香り…。完熟メロンでその違いを味わい、自分の好きなものを知って欲しいと話します。

 

フォレストパーク メロンの森 アラカルト

5月から始まり7月初旬には、ほこたメロンを始め、優妃、ひたち姫、彩のしずく、さやか、夢麻呂のラインナップ。それぞれ時期の制約の中、個性的なメロンが並びます。写真は、9月初旬からスタートする次のシーズンに登場するアールスメロン。

Information

 

フォレストパークメロンの森
住所 茨城県鉾田市安房1623-1
営業時間 9:00~17:00
予約方法 平日は予約が必要。土日祭日はフリーでも可能です。バーベキューを含む場合は、予約が必要。
お問い合わせ メロンの森事務所 TEL:0291-33-5621
メロンの森・売店直通(9時〜18時、開園期間中のみ) TEL:0291-33-2858
フォレストパーク メロンの森