常陸大宮市の久慈川沿いにたたずむ「まるしんドライブイン」。日本三名瀑の一つ「袋田の滝」がある大子町からもほど近く、緑が豊かで自然に恵まれた環境にあります。自社工場で製造した乾麺の販売や、郷土料理などを提供するこのお店。もとは昭和22年に、米穀商として始まりました。小麦を扱っていたことから、うどんの乾麺を製造するように。そして、昭和46年には食事を提供する憩いの場となりました。そこで生まれた名物が、昔から伝わる手法で作る手打ちうどん。地元で昔から愛されてきたこのうどんが、2012年に開かれた「常陸大宮市ふるさとB級グルメ選手権」では見事優勝に輝きました!

 

絶品手打ちうどんができるまで!

昔ながらの手打ちうどん

この手打ちうどんは、毎朝早くから丹精込めて仕込みます。作り方は、この地域に伝わる「ニズルビキ」と呼ばれる製法。その時の気温や湿度によって、加水量を調節して粉をこね、力強くも繊細に仕上げていきます。踏み方、茹で方、切り方。どれかが少しでも変わっては全てが変わってしまう為、店主の眼差しは真剣そのものです。

本来は家庭で食されていた味

完成したうどんは、しっかりとした太さで食べ応え十分!田舎風ならではのほど良い歯ごたえがあり、噛めば噛むほどにうどんのほのかな甘みと、生地を練りこむときに混ぜる塩水の塩っ気をバランス良く感じられます。ドライブインには数々のメニューがありますが、これを美味しく食べるならオススメなのがけんちんうどんです。

身体も心も温まるけんちんうどん!

けんちんうどんは、お店で手作りする無添加の「山方やまぶき味噌」仕立て。具材には、大根や人参、ゴボウに芋がらなどが入り、ネギと香り高い柚子も添えられます。具材は時間をかけしっかりと煮込んであるので、旨味が中まで凝縮。この食べ応えで600円です。B級グルメグランプリでは、その美味しさが再認識されました。

 

塩水と小麦粉を練って混ぜます。丸い塊になったら、一晩寝かせます。寝かせることで粉と水分がなじんでいきます。

絶品手打ちうどんができるまで2

寝かせた生地を、打ち粉をしながら足で踏んでいきます。足で踏むことで強いコシが生まれます。

絶品手打ちうどんができるまで3

厚さを均等に、麺棒を使ってのばします。丸い形がだんだんと四角になるようにのばしていきます。

絶品手打ちうどんができるまで4

均一の太さに包丁で切っていきます。手際よくサクサクと、あっという間に切られていきます。

大きな寸胴で茹でます。沸騰後に差し水をして、浮いてきたら湯で上がりです。

絶品手打ちうどんができるまで6

すばやく冷水で洗ってしめます。つややかでぷるんとしたうどんはそのまま食べても美味!

 

ここが匠の技!

奥久慈の玄関口に開業して以来、大自然の恩恵を受けながら国道118号の名物ドライブインとして歩んできた「まるしんドライブイン」。 今ではやる人が少なくなった昔から続く製法で、変わらない美味しさを守りながら日々うどんを作り続けます。3代目主人の木村昌信さんが、先代から受け継いだのは製法だけではありません。「早くて、旨くて、盛りがいい」これを原点にしています。「健康に気を遣い、腹八分目…というのもわかりますが、やっぱりお腹をいっぱいにして満足して欲しいなぁ」と笑顔で語ります。

2012年のグルメ選手権。参戦する多くのメニューは、新しいものばかり。しかし、木村さんは昔から続くものが美味しいと考え、今回はあえて昔からある「けんちんうどん」で勝負。大会ではひっきりなしに調理をしていた為、お客さんの反応をあまり見ることはできなかったそうですが、結果的に多くの人に美味しいと認めてもらい大変嬉しかったそう。これからは、自分のお店だけでなく、食を通して地域や街全体を盛り上げていきたいという熱い想いも語ってくださいました。

 

まるしんドライブイン アラカルト

いつでもまるしんの味を楽しめるのが乾麺。乾麺は全国から注文があるほどの人気です。中でも一番人気となっているのが、写真中央の「味一番うどん」。ツルッとしていてコシの強い定番の逸品です。また、うどんの原料をより吟味して製造した「味一番ゴールド」や、麺に卵を練りこんだ「味一番 奥久慈長寿麺」、山芋を練りこんだ「味一番 山芋入りそば」、夏に人気の「味一番 そうめん」、「味一番 ひやむぎ」など。バリエーションを豊富に取り揃えているので、どんな季節にもお土産や贈答用に好評です。

Information

まるしんドライブイン
住所 茨城県常陸大宮市舟生1003
営業時間 8:00〜17:00
定休日 月曜日
お問い合わせ TEL:0295-57-2037
まるしんドライブイン