茨城県東海村、村立図書館や文化センターのある文教地区から数キロ先に、オレンジ色の屋根と白い塗り壁が印象的な建物の鈴木ハーブ研究所があります。鈴木社長ご夫婦がハーブの研究を進め、天然成分を利用した基礎化粧品を作ったのは9年前のこと。はじまりは、娘さんの肌のトラブルからでした。以来、化粧品の開発において、「肌の悩みから解放され、人生を笑顔で輝かせるお手伝いをしたい」という想いは、一貫して変わっていません。

 

納豆ローションができるまで!

「保湿って何?」

肌に優しい化粧品が誕生したきっかけは、こんなベーシックな疑問からです。生まれて間もない娘さんが乾燥性の敏感肌で毎晩かゆがって眠れない日々。「保湿してあげてください」と医者に告げられたものの、その言葉の意味がピンとこなかったと笑う社長の鈴木さちよさん。当時は悩めるお母さんでした。「何としても娘の肌を救ってあげたい」その想いだけが支えとなっていました。

原点は娘のための保湿液

そんな悩みの中で、ハーブをはじめとする天然成分には、肌の免疫力を損なわずに保湿できる成分があることを知りました。しかし、安全でなければならない、体に負担がかかっては元も子もない、もちろん結果が出なければいけない…。娘のためにと寝食を忘れて作り出した保湿液こそが、鈴木ハーブ研究所の原点です。口コミで人気となり、問い合わせの電話が殺到。商品化したご本人たちがビックリするような反響だったそうです。

ヒアルロン酸の2倍の保湿力

着目したのは、納豆のネバネバの主成分である「ポリグルタミン酸」です。ヒアルロン酸の2倍以上の保水力があり、肌のバリア機能の強化に作用し、うるおい成分をとじ込める働きがあります。このポリグルタミン酸を配合して出来上がったのが「水戸の納豆ローション」です。次に紹介する工程は納豆から「保湿の素」のようなものを簡単に取り出す方法です。※実際の製造工程とは異なります。

 

納豆1パックを混ぜます。ここでしっかり混ぜ、ネバネバを作るのがコツ。(豆をつぶさないように!)

しっかり混ぜた納豆をボールに移し、100mlの精製水を入れます。

さらに3分ぐらい混ぜます。ここでは納豆とネバネバを分離させるのが目的です。

ボールの上にザルをセットします。そのザルにガーゼをのせ、納豆と水を混ぜたものをこします(絞らない)。

エタノール250~300mlを入れたビーカーに、ボールにこしたネバネバの液を流し込みます。

ガラス棒を差し入れ、静かにポリグルタミン酸をからめ取ります。※これが保湿成分の素のようなものです。

 

ここが匠の技!

ベタッとし過ぎる化粧品は、肌表面にふたをしてしまうことにもなります。すると肌内部の乾燥が進み、肌は脂も水分も出さなくなってしまいます。また、忙しい現代人は、お肌に化粧品をのせておく時間が長くなり、肌にさらなる負担をかけてしまいます。ゆっくり変化してきた自然には、無限の力があります。「自然の生命力をいただいて、本来もっている自然治癒力を高め、肌の再生力を促す」、そんな商品を多くの方に届けたい。そして、成長を急がず、じっくりいいものをつくっていきたいと考えています。

このままではアトピーになる可能性もあるといわれた娘さんもいまでは小学生に。もちろん、肌荒れとは無縁のキレイな肌です。父と母が運営する研究所への関心も高く、自分でイラストを描いては「パッケージに使って」と持ってきてくれたりするのだとか。そんな話をするさちよさんは、すっかりお母さんの顔に戻っていました。

 

鈴木ハーブ研究所 アラカルト

乾燥に負けない素肌作りを応援する「うるおい保湿ジェル」やスキンケアレベルの天然ハーブ成分を配合した「ハーブ・リップつややか」「うるおいハーブクレンジング」「ハーブハンドクリームつややか」。そして、スベスベお肌のための「パイナップル豆乳ローション」など。

Information

鈴木ハーブ研究所
住所 那珂郡東海村村松2461
お問い合わせ TEL:0120-32-8633
鈴木ハーブ研究所