創業は1823年(文政6年)、常陸の国・那珂郡鴻巣村の庄屋であった木内儀兵衛によって、木内酒造の酒造りの歴史はスタートしました。年貢米の余りを酒に加工したことがきっかけです。そんな木内酒造が大きく変わったのは平成年間。昭和60年頃から地酒ブームが起こり、量から質の時代になりました。そのための設備投資や技術開発を行う中で、新たに導入したのが地ビール製造設備でした。やがて、ここで誕生した地ビール・ネストビールは全世界から賞賛されるまでになり、フクロウがキャラクターのブランドとして、その地位を確立しています。

Nipponia(ニッポニア)ができるまで!

世界の名だたるビールコンテストで金賞受賞

ドイツ、アメリカ、イギリス、そして日本など、名だたるコンテストでその実力を認められた常陸野ネストビール。2002年にはビール業界のオスカー賞と言われるBIIAの栄誉を、ホワイトエール数々の金賞ビールの中からチャンピオンビールに選ばれました。また、ワールドビアカップで金メダル、ジャパンカップでの連続金メダルなど、発売以来数々の賞に輝いています。

日本が誇る、日本の地ビール

その技術と粋を集め、国産にこだわって製造されたのがその名も「ニッポニア」です。日本で開発されたビール麦の原種「金子ゴールデン」をアメリカで発見。それをきっかけに、地元の契約農家で栽培。同じくかつて日本で作られていた幻のホップ「ソラチエース」を使用したビールです。こだわった2つの日本オリジナルの原材料で、ここだけのビールを醸造しています。

新しくて懐かしい、日本の味

金子ゴールデンとソラチネエース。いずれも現在では入手困難な日本原種の材料から生み出されたニッポニア。その味は、レモンのような柑橘系のフレーバーとほどよい苦味。加えて明るい黄金色の輝きの中にコクと深い味わいを感じます。まさに、他にはない「日本のビール」です。日本が誇る味は、ここ茨城で製造して茨城から発信されているのです。

 

破砕した麦芽を釜に入れます。酵素の働きで麦芽内のでんぷんが分解し、糖に変わります。

ろ過した麦汁を、煮沸しながら香りや苦味の素となるホップを添加します。

仕込み室内のタンクの移動や、仕込み室から醗酵室まではここを通って移動。

醗酵室では、商品によって1次発酵、2次発酵などが行われます。

醗酵室は機械で管理。毎日サンプルを取って発酵度をチェック!

発酵した上澄みを熟成させ、ろ過したものが瓶詰めされます。

オリジナルのラベルを貼った後に箱詰めされていきます。

箱詰めされた商品はここから国内、海外にも配送されます。

 

ここが匠の技!

ビール作りの上で重要なことはレシピの構築だと語る谷工場長。酒造り180年を支えてきた井戸水と、とことんこだわった日本オリジナルの原材料。発酵、熟成共に他の商品より3倍長く時間をかけた逸品です。モルトとホップの組み合わせは無限。その組み合わせを上手にマネージメントすること。そして、どういう仕込みをするかがブルワーのセンスなのだと言います。徹底した衛生管理の下、世界一のビールを造る技術は今日もフル稼働です。

工場長でブルワーの谷幸治さん。自らが根っからのビール好きとあって、ビールにかける情熱と愛情は筋金入り!子供の成長を見守るようにビールを育て、熟成を待ちます。また、マイビールが造れる楽しい手造りビール工房もオススメしてくれました。

 

木内酒造合資会社 アラカルト

手前はお馴染みのネストビール。左から酵母入にごりビール「ヴァイツェン」、モルトの香ばしさとスパイシーなホップの香りがマッチした「アンバーエール」、ビール界のオスカーを受賞したベルギー伝統の小麦ビール「ホワイトエール」、フルーティーなホップな香りの「ペールエール」。後ろは契約栽培の山田錦が材料の純米吟醸、夏限定の純米吟醸生「夏初月」、「ニッポニア」、日本各地から100蔵以上が参加した国内最大の梅酒コンテストで2009年日本一に輝いた極上梅酒「木内梅酒」です。

Information

木内酒造合資会社 額田醸造所
住所 那珂市額田南郷2182
問い合わせ TEL:029-295-5151
木内酒造