乾麺の製造を手がけて30年。下請けを中心に乾麺を製造してきた青木製麺所が、9年前につくばみらい市商工会から、地元の特産品を活かしたオリジナル商品の開発を依頼されました。これをきっかけに、オリジナルブランドの麺製造を作り始めることになりました。現在2代目の社長は、それに合わせて同業他社の製麺所からも様々なことを学び麺作りに励みました。従来の昔ながらの製造に加え、新しいスタイルや新しい発想を柔軟に取り入れながら地元にこだわったオリジナルブランドを確立しています。

 

梅うどんができるまで!

茨城産にこだわった材料

つくばみらい市商工会の特産品推奨認定商品となっているのが黒豆めん。これは地元産黒大豆を国内産小麦に練り込んだものです。同様に、これまで地元茨城の特産品、茨城の良いものを取り入れて乾麺にしてきました。そこで注目したのが梅。これまで商品化されていたものは梅の色や香りだけ。梅味のうどんを作る構想は3年前から始まっていました。

100%国産原材料を使って

原材料にはとことんこだわりました。基本は茨城産!どうしても県内産が手に入らないものも国産品にこだわり材料を揃えました。コシとツルツル感を出すために、土浦のレンコンも練りこんでいます。梅干しを漬ける時にできる梅酢を使った梅エキスや、色を出すためにムラサキ芋を加えるなどの工夫を凝らし、天然素材で色と味、香りを出しています。

小回りの利く作業環境

昔から使っている製麺用の機械は相棒ともいえる存在です。小ロットの作業にも対応が利くタイプを愛用しています。また、通常は3~5回の圧縮ロールを、8回通すことができるように改造。これがよりコシの強い麺を作り出しています。それらの環境が、製造の難しい梅うどんの商品化を成功させました。デリケートで難しい梅うどんですが、その味は絶品です!

 

小麦粉、梅エキス、梅パウダー、れんこんなどの材料を混ぜ合わせます。

圧縮ロールに8回通して、麺帯にしていきます。

麺帯になった最後の過程で麺幅に断裁します。

竹の棒にかけられ、そのまま乾燥室に移動して2~3日かけ乾燥。

仕上がった乾麺を、断裁機でカットします。

来て医療を袋詰めにし、密封してラベルを貼ります。

 

ここが匠の技!

色やフレーバーだけのパウダーと違い、梅酢を使った梅エキスが味の決め手であり、製造の難しい部分でもあります。水の量、こねる時間、こねた状態での手触り、そして生地の粘り具合など、それぞれのタイミングでの見極めが必要です。梅うどんについては特にデリケートなため、気温や様々な条件に合わせてこまめに状況をチェックし、味・色・香りのバランスを最も良い状態に保ちながら仕上げることが匠の腕にかかっています。

オリジナルブランドの麺作りへ業務をシフトするタイミングで、家業の製麺業を継いだ代表の青木勝彦さん。基本スタンスはお客様の声に耳を傾けること。そのため、直売の機会に積極的に出向き、お客様の貴重な声を参考に柔軟に対応しながら商品開発に励んでいます。

 

青木製麺工場 アラカルト

茨城県の特産品を使った商品ラインナップがメインです。左からつくばみらい市の推奨認定商品になっている「黒豆めん」。大子町産の明日葉粉末を使用した香り豊かな「明日葉めん」。鉾田産しいたけ入りの「しいたけ麺」。香りの強い茨城産そば粉を使った「つくば蕎麦」。土浦産れんこん粉末使用のツルツル食感が特徴の「れんこん麺」。そして、ごぼうの風味が楽しめる「ごぼううどん」など、いずれも県内で収穫された特産物を麺に練り込んでいます。

Information

青木製麺工場
住所 つくばみらい市板橋2553-2
お問い合わせ TEL:0297-58-2131
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜
青木製麺工場