「さぁさぁお立合、御用とお急ぎでない方は…」で始まる、筑波山名物・ガマの油売りの口上。これは江戸時代に傷薬として使われていた軟膏の売り口上が、今なお伝えられているものです。現在、筑波山名物の土産品として販売される中で、茨城県内で唯一製造されているのがこの種村製薬の「陣中油(一名ガマの油)」です。実際には刺激の強すぎるガマの分泌液は使われていませんが、肌トラブルを防ぎ、キメを整えると重宝されています。そのお客様の声と筑波山土産としての使命を担って、3代もの間、陣中油を造り続けています。

 

陣中油(一名ガマの油)ができるまで!

肌荒れ予防の陣中油として製造

1614~15年に起こった大阪冬・夏の陣で、陣中の救急薬として使用され、その効果から有名になったというガマの油。戦後、土産品として復活させて欲しいという観光関係者からの要望に、薬局を営んでいた初代社長が応えて誕生した商品です。試行錯誤を繰り返し、現代に合う配合で開発したもので、その製法は変わらず、今に受け継がれています。

ひとつひとつが手作業

陣中油の成分はワセリン、シコンエキス、スクワラン、尿素、ハッカ油などで配合されています。これらの成分が肌荒れを防ぎ、しっとりすべすべにします。先代が作り上げた配合を忠実に守り、1つ1つの過程を全て人の手を介し心を込めて製造される陣中油。お土産をきっかけに愛用される方も多い、人気の商品です。

上質の原料で肌しっとり

戦前は漢方薬を中心に薬局を家業としていたことから、原料は昔馴染みの卸問屋から仕入れています。深海ザメの肝油スクワランはお肌に潤いを与え、肌に良いと化粧品でも話題のシコンエキスは昔から陣中油に使われてきた成分の1つです。その他にも、上質な2種類の紫根を仕入れ、ブレンドして抽出したエキスを使用しています。

 

鍋にオリジナル配合の原料を入れて溶解していきます。
きれいな色をしたシコンエキスを投入。
香りの素になっているハッカ油を最後に加えます。
液体はすぐに固まるので湯せんにかけ、常に機械内も循環させます。
計量設定した陣中油を容器に充填します。
ラベルを貼って袋詰めしていきます。

 

ここが匠の技!

肌の保護や健やかに保つ作用を有する植物として使われていたことから、化粧水などの美容効果で一躍注目を浴びたシコンエキス。種村製薬では20年前からすでにシコンエキスを使った商品として、この陣中油を完成させ、変わらないスタイルで製造し続けてきました。また、陣中油の色の素でもあるシコンエキスを一定に保つため、そのブレンドと抽出は、経験と勘を要するものです。そして、それらの成分が効果的に肌に作用するよう丁寧に作られています。

祖父に当たる初代社長が開発した陣中油を父母から受け継いだ社長の石川桂子さん。愛用者の方からの言葉を励みに、親の代から製造に携わっている社員の皆さんと共に陣中油を作り続けています。

 

種村製薬 アラカルト

製造しているのは陣中油1種類ですが、サイズが豊富です。210gのお徳用サイズ、お手頃な14g、お試し用に最適な7gのほか、土産品店限定の4gと、使い勝手に合わせてお選びいただくことが出来ます。

Information

種村製薬
住所 水戸市袴塚1-6-26
営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝日
問い合わせ TEL:029-221-2362
種村製薬